デジタル従業員オンボーディング
管理職からの申請から設定済みノートPCの引き渡しまで、従業員オンボーディングをデジタル化し、その大部分を自動化しました。
社内向けソリューションのため、機密保持の観点から内容を抽象化して掲載しています。
- 課題
- 新入社員の受け入れに、IT部門の手作業による準備が多すぎる。
- 解決策
- 情報の一元登録、端末の自動プロビジョニング、セルフサービスによる初期設定。
- 成果
- ノートPCの準備時間を約1営業日から約2時間に短縮。
導入前の状況
新しい業務環境の準備は、端末のセットアップ、権限の付与、ネットワークドライブ・プリンター・各種接続の設定、紙の書類の配布など、多くの手作業で構成されていました。各工程は手作業で行われ、そのたびに管理職、人事部門、IT部門の間で調整が必要でした。
課題
ノートPC1台の準備に約1営業日を要していました。新入社員に関する情報は整理されないまま届き、同じ設定を端末ごとに繰り返す必要があり、ミスは初出勤日になって初めて発覚していました。
目標
一貫した、大部分が自動化されたプロセスの実現です。管理職がWebフォームで新入社員を登録すれば、その後の工程は標準化された手順に沿って、追跡可能な形で進みます。長期的には、ほぼ手作業のないNear-Zero-Touchオンボーディングを目指しています。
解決策
社内のオンボーディングプロセス向けに、情報の一元登録と、それに続く自動プロビジョニングの仕組みを構築しました。
- 権限を持つ管理職向けのWebフォーム
- OSDCloudと標準イメージによる端末プロビジョニング
- 部門と役割に応じたグループポリシーとグループ割り当て
- ネットワークドライブ、プリンター、アプリケーションへのアクセスを自動で準備
- SSOとMFAを初日から有効化
- デジタル手順書に基づく、従業員自身によるセルフサービス設定
- 紙の書類を大幅に削減
成果
ノートPC1台の準備にかかる時間は、約1営業日から約2時間になりました。プロセスは標準化・文書化され、ITの知識がない管理職でも利用できます。
ビジネス上の効果
入社1件あたりのIT部門の手作業が減り、業務環境が整うまでの待ち時間が短縮され、設定の統一によりミスが減少し、新入社員にプロフェッショナルな第一印象を与えられます。
担当範囲
技術的なオンボーディングプロセスの設計と実装を担当。情報の一元登録から端末のプロビジョニング、セルフサービス手順書までが範囲です。
技術的な詳細
アーキテクチャ
管理職がWebフォームで新入社員を登録します。一元的に保存されたデータからID、グループ、ポリシーが導き出され、端末は標準イメージでプロビジョニングされ、ドライブ、プリンター、各種設定をポリシー経由で自動的に受け取ります。従業員はセルフサービスで設定を完了します。
- 管理職
- オンボーディングフォーム
- ワークフロー / マスターデータ
- ID・エンドポイント・ポリシー
- 業務環境が整った従業員
使用技術
連携、API、認証
ディレクトリとMicrosoft IDへの接続(ID、グループ、SSO、MFA)、ドライブ・プリンター・各種設定のためのグループポリシー、端末プロビジョニングのためのOSDCloud。
セキュリティ
SSOとMFAは初日から有効です。権限は手作業による個別付与ではなく、部門と役割から導き出されます。オンボーディングを開始できるのは権限を持つ管理職のみです。
技術的なポイント
- OSDCloudと標準イメージによる端末プロビジョニング
- ポリシーによる部門別のドライブ、プリンター、グループ
- デジタル手順書によるセルフサービス設定
- 計画中:新入社員向けインタラクティブ・ウェルカムページ